2015年12月16日10時00分

市長からのメッセージ 広島県廿日市市長に市の魅力やまちづくりのビジョンをお伺いしました。


市長からのメッセージ

広島県廿日市市長に市の魅力やまちづくりのビジョンをお伺いしました。



廿日市市長 眞野 勝弘



 広島県の西部に位置する廿日市市は、2003年から2005年にかけて行われた合併で佐伯町、吉和村、大野町、宮島町を編入しました。これにより、南は瀬戸内海、北は西中国山地まで広がり、面積は489・48㎢となりました。島しょ部、沿岸部、中山間、内陸部、山間部を持つ廿日市市は、まさに日本の縮図のような町です。
 暮らしの面では、合併を経て、廿日市市の人口は11万人を超えました。全国的にも、少子高齢化が進む中、安心して住み続けられるまちづくりの取り組みとして、市内の総合病院に隣接する旧商業施設の跡地を整備するなど、地域医療の拡充を進めています。また、子育ての支援としては、待機児童の解消などを含む福祉サービスの提供に今年度の市の予算の30%を充てています。
 廿日市市は古くから木材などの集積地として発展し、鎌倉時代から毎月20日に市が立つようになったことが名前の由来とされています。木工ろくろ技術と木工玩具の生産地として有名だったことから、江戸時代にけん玉が日本に伝わると廿日市で盛んに製造されるようになり、以降、日本のけん玉文化を牽引してきました。近年はけん玉が世界的に注目を集めるようになってきて、2014年から市内で「けん玉ワールドカップ」を開催しています。第2回目となった2015年7月の大会では海外14の国と地域から94人が参加し、日本人参加者と合わせて総勢238人が競い、大変盛況でした。
 廿日市の食に関する産業といえば、何といっても牡蠣の養殖。広島県の牡蠣の生産量は全国一を誇り、廿日市市ではそのうちの約16〜17%を生産しています。一粒170グラム以上の大きさの「大一粒かき小町」や、最高級品種を養殖している地御前海域の「じごぜん一粒かき」など水産物のブランド化を推進しています。
 安芸の宮島は日本三景のひとつであり、日本を代表する観光地です。1996年には世界文化遺産に登録され、世界中から観光客が集まります。2014年は海外から13万6700人、全体で約390万人もの人が嚴島神社のある宮島に訪れました。
 名勝地、食材などさまざまな魅力溢れる廿日市市に、是非一度お越しください。



けん玉人口拡大中!
国内でのけん玉競技人口は300万人といわれており、“地味”なイメージを払拭した「ストリートけん玉」で、世界的なブームとなっています。
けん玉の技数は、簡単な技から難易度の高い技まで3万以上。昔ながらの玩具ですが、奥が深く、子どもから大人まで楽しめる世界です。


けん玉ワールドカップ 廿日市
「けん玉ワールドカップ 廿日市」は、けん玉発祥の地でけん玉の世界大会を開催し、世界のけん玉愛好者をつなぐイベントです。チャンピオンの座と優勝カップ、賞金をかけ、世界で最も熱いけん玉バトルが繰り広げられます。
2015年大会の1〜4位はアメリカ勢が独占! 日本からの参加者は6位と健闘しました。
大会には多くの来場者があり、今後の展開が期待されています。


 

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